ドラマ好きの何が悪い
17章 ドラマ好き一歩の勇気がなかなか出せない
ハルカと別れて家路に向かいながら、辞めるって言っちゃったことに今更ながら少し不安になる。
だって咄嗟にでてきた言葉だったから。
特に色々悩んで熟考した上で出した結論でもない。
ただ、あの時はそれがベストだと思っちゃったのよねぇ。
とりあえず、辞めたらどうするかだわ。
こういうとき、ただのOLで過ごしてきたら、芸がないのよね。
手に職って大事だわぁ。
通信教育でも始めようかしら。
なんて楽観的なのかと、そんな自分自身に少し笑える。
こないだの私と比べたら随分復活したような気がした。
あれから、カイトとは会社でも会わなかった。
電話もなく、話もしていない。
海外赴任の話、進んでるのかな。
本当に行っちゃうんだろうか。
その時、スマホが震えた。
バッグから取り出すとシュンキからの電話だった。
シュンキもあれ以来連絡していなかったので久しぶりだった。
「もしもしシュンキさん?久しぶり。」
『お疲れさま。久しぶりだね。まだ外かな?仕事帰り?』
「うん。ハルカと久しぶりに飲んでたの。」
『あ、ハルカちゃん?元気にしてる?』
「まぁ、色々とあったから。」
『ああ、カイトから聞いた。』
カイトと話したんだ。
カイト、元気にしてるのかな。
でも、なぜかシュンキには聞くことができなかった。
だって咄嗟にでてきた言葉だったから。
特に色々悩んで熟考した上で出した結論でもない。
ただ、あの時はそれがベストだと思っちゃったのよねぇ。
とりあえず、辞めたらどうするかだわ。
こういうとき、ただのOLで過ごしてきたら、芸がないのよね。
手に職って大事だわぁ。
通信教育でも始めようかしら。
なんて楽観的なのかと、そんな自分自身に少し笑える。
こないだの私と比べたら随分復活したような気がした。
あれから、カイトとは会社でも会わなかった。
電話もなく、話もしていない。
海外赴任の話、進んでるのかな。
本当に行っちゃうんだろうか。
その時、スマホが震えた。
バッグから取り出すとシュンキからの電話だった。
シュンキもあれ以来連絡していなかったので久しぶりだった。
「もしもしシュンキさん?久しぶり。」
『お疲れさま。久しぶりだね。まだ外かな?仕事帰り?』
「うん。ハルカと久しぶりに飲んでたの。」
『あ、ハルカちゃん?元気にしてる?』
「まぁ、色々とあったから。」
『ああ、カイトから聞いた。』
カイトと話したんだ。
カイト、元気にしてるのかな。
でも、なぜかシュンキには聞くことができなかった。