ドラマ好きの何が悪い
さっきまでお寿司食べてたのに、カフェにつくなりケーキ頼んでる私たちって。
二人で顔を見合わせて笑った。
「そりゃ、脂肪つくわけだ。」
「この年になってくると、付いた脂肪はなかなか落ちないのよ-。」
「やばいよね。」
「特にミナミは余計な脂肪つけたらダメよ。これから素敵な彼氏見つけるんだから。」
「もう付いちゃってるよ、手遅れだね。」
そう言いながら、おいしいおいしいと言いながらケーキを頬ばった。
「あのさ。」
カズエが少し声を落とした。
「ん?」
紅茶を飲みながら答える。
カズエの表情がさっきと違って深刻に見えた。
「どうしたの?」
もう一度聞き返す。
「旦那、浮気してる。」
「え?!」
思わず大きな声が出てしまった。
あわてて、ささやくような声で聞き返す。
「嘘でしょ。そんなことある?」
カズエはこくりと頷いた。
「証拠はあるの?」
「見ちゃったんだ。デートしてるとこ。」
「そんな。」
思わず、両手で自分の口を押さえた。
「でも、仕事関係の女性とか、理由があってのことだったりするんじゃないの?」
「それはないわ。だって、日曜日。旦那が、今日は重役とゴルフだって車で出かけたのに、町中で女性と二人でドライブなんかする?」
「重役の娘さんとか?」
「そんなのあり得ないでしょ。」
「信じられない。」
「私だって信じられなかったわよ。世の男性は皆浮気してるだなんて、どこかの調査で見たことあったけど、私の周りでもないし、実際旦那も真面目な人だったしそんなことあるわけないって思ってたもの。」
私も、旦那が浮気なんてドラマや映画の世界での出来事だって思ってた。
しかも、こんな身近な友達の旦那が浮気だなんて。
二人で顔を見合わせて笑った。
「そりゃ、脂肪つくわけだ。」
「この年になってくると、付いた脂肪はなかなか落ちないのよ-。」
「やばいよね。」
「特にミナミは余計な脂肪つけたらダメよ。これから素敵な彼氏見つけるんだから。」
「もう付いちゃってるよ、手遅れだね。」
そう言いながら、おいしいおいしいと言いながらケーキを頬ばった。
「あのさ。」
カズエが少し声を落とした。
「ん?」
紅茶を飲みながら答える。
カズエの表情がさっきと違って深刻に見えた。
「どうしたの?」
もう一度聞き返す。
「旦那、浮気してる。」
「え?!」
思わず大きな声が出てしまった。
あわてて、ささやくような声で聞き返す。
「嘘でしょ。そんなことある?」
カズエはこくりと頷いた。
「証拠はあるの?」
「見ちゃったんだ。デートしてるとこ。」
「そんな。」
思わず、両手で自分の口を押さえた。
「でも、仕事関係の女性とか、理由があってのことだったりするんじゃないの?」
「それはないわ。だって、日曜日。旦那が、今日は重役とゴルフだって車で出かけたのに、町中で女性と二人でドライブなんかする?」
「重役の娘さんとか?」
「そんなのあり得ないでしょ。」
「信じられない。」
「私だって信じられなかったわよ。世の男性は皆浮気してるだなんて、どこかの調査で見たことあったけど、私の周りでもないし、実際旦那も真面目な人だったしそんなことあるわけないって思ってたもの。」
私も、旦那が浮気なんてドラマや映画の世界での出来事だって思ってた。
しかも、こんな身近な友達の旦那が浮気だなんて。