ドラマ好きの何が悪い
少し迷いながらも、優しいシュンキに見守られながらなんとか目的のカフェにたどり着いた。
「へー。おしゃれなカフェですね。やっぱり女性ってこういうとこ詳しいんだ。」
「私もそんな知らないの。たまたま友達が教えてくれてたからわかっただけ。」
席について、二人で飲み物を頼んだ。
ゆっくりと腰を下ろして向かい合って座る。
正面から見てもきれいな顔だねぇ。
一家に一台って感じ。
ふとシュンキと目が合う。
「ミナミさんは今は彼氏はいないんですか?」
いきなりだな。
「はい。いません。ここ5年くらいいません。」
そう言ってから、カイトに「5年もいないの!」って馬鹿にされたのを思い出してしまったと思う。
「そうなんだ。じゃ、いい出会いがしばらくはなかったってことかな。」
シュンキはカイトのように馬鹿にするわけでもなく、普通に会話を続けた。
「そう、かもしれませんね。わかんない。最近、年をとったからか恋愛っていう感覚がにぶってる気がするんですよね。すぐに人を好きになれないし、踏み出せないっていうか。」
「わかるわかる。若い頃は好きになったらがむしゃらに追いかけれたけど、僕も今は一旦躊躇しちゃいます。」
シュンキはコーヒーを飲みがら、少し笑った。
「それに引き替え、カイトはとっかえひっかえしてますよね。奴の気がしれないわ。」
私はシュンキとは対照的な野獣的な女性関係を持つカイトを思い出してそう言った。
シュンキは一瞬きょとんとした顔をする。
「え、そうですか?あいつそんなとっかえひっかえしてる?」
「してるしてる。この1年だけでも何人とデートして振ってるか。」
「でも、あいつからしかけてる訳じゃないでしょ?カイトって昔からモテるんだけど自分からはどうしてかあまりいかないんですよ。」
「そんなことないって。結構自分から「かわいいねー」なんてけしかけてますよー。」
「まぁ、それくらいは言うだろうけど、結構付き合う時は真面目な奴ですよ。」
あら、えらくカイトをかばうのね。
逆に反発心が沸いてくる。
「へー。おしゃれなカフェですね。やっぱり女性ってこういうとこ詳しいんだ。」
「私もそんな知らないの。たまたま友達が教えてくれてたからわかっただけ。」
席について、二人で飲み物を頼んだ。
ゆっくりと腰を下ろして向かい合って座る。
正面から見てもきれいな顔だねぇ。
一家に一台って感じ。
ふとシュンキと目が合う。
「ミナミさんは今は彼氏はいないんですか?」
いきなりだな。
「はい。いません。ここ5年くらいいません。」
そう言ってから、カイトに「5年もいないの!」って馬鹿にされたのを思い出してしまったと思う。
「そうなんだ。じゃ、いい出会いがしばらくはなかったってことかな。」
シュンキはカイトのように馬鹿にするわけでもなく、普通に会話を続けた。
「そう、かもしれませんね。わかんない。最近、年をとったからか恋愛っていう感覚がにぶってる気がするんですよね。すぐに人を好きになれないし、踏み出せないっていうか。」
「わかるわかる。若い頃は好きになったらがむしゃらに追いかけれたけど、僕も今は一旦躊躇しちゃいます。」
シュンキはコーヒーを飲みがら、少し笑った。
「それに引き替え、カイトはとっかえひっかえしてますよね。奴の気がしれないわ。」
私はシュンキとは対照的な野獣的な女性関係を持つカイトを思い出してそう言った。
シュンキは一瞬きょとんとした顔をする。
「え、そうですか?あいつそんなとっかえひっかえしてる?」
「してるしてる。この1年だけでも何人とデートして振ってるか。」
「でも、あいつからしかけてる訳じゃないでしょ?カイトって昔からモテるんだけど自分からはどうしてかあまりいかないんですよ。」
「そんなことないって。結構自分から「かわいいねー」なんてけしかけてますよー。」
「まぁ、それくらいは言うだろうけど、結構付き合う時は真面目な奴ですよ。」
あら、えらくカイトをかばうのね。
逆に反発心が沸いてくる。