彼は御曹司




家の鍵が閉まっているかを確かめ、近くのケーキ屋へ向かった。


私たちの家の近くには、公園がある。

もちろん、そこには子供たちがいるわけで。


『いいな……』

正直、京也とはこの1ヶ月で、毎日のように夜の営みをしているわけで。


いつかは、愛されたい。


なーんて、叶うはずもない夢を抱きながら、毎晩、京也に体をあずけ、私だけが愛を捧げる。





< 14 / 58 >

この作品をシェア

pagetop