伸ばされたその手を...
入学式
ピピピピッピピピピッピピカチャッ
雪『んっ眩しっ...朝...か...』
今日は学校の入学式があったっけな
制服着なきゃな...
雪『はぁーめんどくさっ』
着替えてこよっと
パサっ
雪『...男用じゃん』
私一応女なんだけど...
まぁ、いいや
×××××××
へぇー結構いいじゃん
動き安いし
でも、眩しいのは嫌だな...
中にパーカー着よ
雪『よし、準備出来た。』
今は...8:05...
雪『遅刻する...まぁ、いいや。』
...学校...か
行く前に雪斗に会わなきゃ
×××××××
チーン
雪『…ねぇ?雪斗。私今日からね高校生なんだよ?』
雪斗の写真が仏壇に飾られている
まだ幼い頃の雪斗...
雪斗...雪斗...ほんとに
雪『...ごめんなさい...私だけ大きくなって学校行くなんて...雪斗も学校行きたかったよね...』
雪斗高校行きたいって言ってたのに...
雪『あ、そういえば今日ね桜が満開で綺麗なんだよ?雪斗にも見せたいな...』
あの日とは正反対な天気...
雪『それともう1つ...あの高校にアイツらの仲間がいるんだって...絶対に見つけ出して復讐してアイツらが雪斗にした事を後悔させるからね?復讐したら雪斗の所行くからまっててね?...それじゃ行ってきます。愛してるよ。雪斗...』