黒い天使。
鍵を開けて中に入った。


「姉ちゃん。たべもんねぇの?」

「あ、今作るよ」

「もう大丈夫なん?」

「んー。あと3分待って」

「うぃ」


そう答えると亮は携帯をいじり出した。

そろそろ腰はまとも?になった。


何作ろ。
さっきはお鍋…、あのお鍋捨てられちゃったかな。
あ、食べてるのかな。
そんな事はないか。

あぁ、ホントになんで、奥さんのいる人を好きになってしまったんだろう。


「姉ちゃん?大丈夫?泣きそうだけど」

「ん。だ、大丈夫」


よしっ!お味噌汁とサラダと、チキンソテーにご飯でいいや!


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