黒い天使。
背中をぽんぽんと叩く亮の温かい手に、家族の温かさを感じた。
「うん。…でも、諦めなきゃいけないのはホントだし、私、汚れてるから」
「姉ちゃんは汚れてなんかねぇよ!」
亮は力強く私に言った。
「あ、りがと」
その一言しか口から出なくて。
でも、その一言に私の気持ちすべてが込められていた。
泣きそうだったけど、ぐっと我慢した。
「うん。…でも、諦めなきゃいけないのはホントだし、私、汚れてるから」
「姉ちゃんは汚れてなんかねぇよ!」
亮は力強く私に言った。
「あ、りがと」
その一言しか口から出なくて。
でも、その一言に私の気持ちすべてが込められていた。
泣きそうだったけど、ぐっと我慢した。