黒い天使。
「あ、姉ちゃん。どうせだったら送ってこうか?」

「あ、ありがとー!お言葉に甘えマース!」

「図々しいやつめ」

「あんたが誘ったんでしょー」


亮が車で送ってくれることになり、楽をして出社だ!


「んじゃ、昨日今日ありがとねー」

「おぅ、気をつけてな」

「りょ!亮も気をつけてねー」

「おぅ」


亮には会社の前で降ろして貰い、別れた。


「あっれー?さな先輩ですかー?」

「あら、風間さん」

「えー、今の彼氏さんですかー?」

「違うけど…」

「めっちゃカッコイイですね!どこで捕まえたんですか?」


こいつ話聞いてねぇ…


「捕まえたも何も、あの人が産まれた時から知ってるわよ」

「えぇ?幼なじみとかですか?いいですよねー♡」

「いや、弟だけど」

「ええ?弟さんなんですか?!」

「ええそうよ」


唖然とした彼女を置いてオフィスに向かった。
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