社内恋愛症候群~小悪魔な後輩君に翻弄されて~
「貴和子さん、本当に?」
「こんな恥ずかしい嘘、ついてどうするの?」
真っ赤になった顔をみられたくなくて、彼の胸に頬を寄せた。
すると、彼が私をもう一度抱きしめた。強く強く。
「あははっ、ははは。やった!」
快哉をあげ、私を軽々と抱き上げるとそのままその場で数回、くるりと回る。
「ちょっと、若林くん落ち着いて」
私の言葉など聞こえないのか、まだ声をあげて楽しそうに笑っている。そんな彼につられて、私も声をあげて笑いだした。
無機質な医務室の中に、私たちふたりの笑い声がこだました。
ひとしきり笑い合うと、彼に抱きしめられたまま、お互いの視線が絡み合う。
どちらからともなく、孤を描いたままの唇が近づいた。
「んっ」
彼とのキスが初めてなわけじゃない。それ以上のこともしている。
でも、これまで以上に今交わされているキスは、私の胸を昂ぶらせて彼への思いを大きくしていった。
「こんな恥ずかしい嘘、ついてどうするの?」
真っ赤になった顔をみられたくなくて、彼の胸に頬を寄せた。
すると、彼が私をもう一度抱きしめた。強く強く。
「あははっ、ははは。やった!」
快哉をあげ、私を軽々と抱き上げるとそのままその場で数回、くるりと回る。
「ちょっと、若林くん落ち着いて」
私の言葉など聞こえないのか、まだ声をあげて楽しそうに笑っている。そんな彼につられて、私も声をあげて笑いだした。
無機質な医務室の中に、私たちふたりの笑い声がこだました。
ひとしきり笑い合うと、彼に抱きしめられたまま、お互いの視線が絡み合う。
どちらからともなく、孤を描いたままの唇が近づいた。
「んっ」
彼とのキスが初めてなわけじゃない。それ以上のこともしている。
でも、これまで以上に今交わされているキスは、私の胸を昂ぶらせて彼への思いを大きくしていった。