社内恋愛症候群~小悪魔な後輩君に翻弄されて~
「姉さん、次のお客さん」
「あっ……すみません。じゃあ、蓮井さんまたいらしてくださいね。じゃあ颯真、後はお願いね」
「うん。蓮井さん、こちらでお会計お願いします」
若林くんが私をカウンターに誘導すると、仁美さんは次のお客さんを施術ブースに案内していた。
「ここ、常連なんですね」
清算中に、会員カードを見て話しかけてきた。
「うん。仁美さん……お姉さんにはよくしてもらってる」
できれば早く店から出たい。そう思って会話が続かないように聞かれたことだけ答えた。仕事中の自分に切り替える。
それを察したのか、若林くんも特に何も言わずにお釣りを渡してくれた。
「ありがとうございました」
仁美さんが奥から顔を覗かせて声をかけてくれる。軽く会釈だけして私は店をでた。
いつもサロンを出るときは、ウキウキした気分なのに、今日はそんな気分になれなかった。
「あっ……すみません。じゃあ、蓮井さんまたいらしてくださいね。じゃあ颯真、後はお願いね」
「うん。蓮井さん、こちらでお会計お願いします」
若林くんが私をカウンターに誘導すると、仁美さんは次のお客さんを施術ブースに案内していた。
「ここ、常連なんですね」
清算中に、会員カードを見て話しかけてきた。
「うん。仁美さん……お姉さんにはよくしてもらってる」
できれば早く店から出たい。そう思って会話が続かないように聞かれたことだけ答えた。仕事中の自分に切り替える。
それを察したのか、若林くんも特に何も言わずにお釣りを渡してくれた。
「ありがとうございました」
仁美さんが奥から顔を覗かせて声をかけてくれる。軽く会釈だけして私は店をでた。
いつもサロンを出るときは、ウキウキした気分なのに、今日はそんな気分になれなかった。