【短編?】イニシャルM・K★
新環境
気づけばもう11月…
この中学に転校してきた
「え~先月言っていた転校生の『宮土理稿輔』だ」
みんなざわついている
所々、
「キャ~ッッ!!カッコイイ!!」
っと小さい声が聞こえる
「よろしくお願いします」
ここは律儀にしとかないとな
まぁ親父と母さんから礼儀とかは頭が痛くなるほど叩き込まれたからな
そのせいでもある
「え~っと、席は…じゃあ瑳乃の隣がちょうど空いてるからそこでいいか!!」
空いている席の隣の『瑳乃』って女子は
「まぁ…いいですけど?」
ちょっとキョトンとした返事をした
「宮土理、席についていいよ」
やんわりと言われ、言われるがままに席に向かい、座った
そこは前から4番目の二列目
「よろしくね」
「あぁ、こちらこそ」
物腰柔らかな女子だなと率直に思った
「じゃあホームルームの続きを――」
ホームルームの最中、俺の事をじろじろみるやつもいたし、コソコソ話してる女子もいた…
転校生って、大変なんだなぁ~