私の好きを受け取って。
もつ鍋で有名な居酒屋に入って暖かい店内で落ち着いているとお通しを運びながら店員がやってくる。
『もつ鍋2人前にビール2つで』
『かしこまりました。』
いつも通り私には何も聞かずに翔平が注文を終えて店員を見送ったあと、ニッコリとこちらを向いてソワソワしている。
『で、今日はどうしたの』
翔平がさっきからソワソワと不審な動きをして何かを話したいことはわかってた。優しい私はこっちから聞いてあげることにした。