足をください




私は駆け出した

全速力で走った




家に入り鍵を締めその場にへたりこんだ




「はぁ…はぁ…はぁ…」




心臓がドクドクしてる



「なにあれ…意味分かんない…!!」




落ちつけ 落ちつけ…




しばらくしてからやっとの思いで立ち上がり自分の部屋に向かった




ご飯も食べる気が失せ タンスから着替えを持ってシャワーだけ浴びた





ずっとドキドキしてたけど

あれから特に何事もなく無事に布団の中に入ることが出来た






…良かった…


やっぱりあれは何でもなかったんだよね…



ただの幻…妄想…かな…?





うん!!
なんでもいいや

もう寝よう





まぶたはすぐに重くなり 私は眠りに落ちていった






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