足をください






「…ん…」



   体が重い…



  金縛り…?



「………を……」



 息苦しい…





「…しを… さ…」



何か…聞こえる…




微睡みの中 私はゆっくり目を開けた







「っ!?」




私の目の前にはさっきの工事現場のおじさん



足の無い 鎌を持ったおじさん




そのおじさんが私の足元に立って私を見下ろしていた







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