Christmas Rose
第6話 素直になれない
◆◇◆◇◆◇◆
季節は変わり、ようやく暖かな日差しが城にも差し込むようになってきた頃。
いよいよ明日はシドの戴冠式の日だ。
この日の為に1ヶ月間慌ただしく準備が進められて来た。
「いやーついに明日か。それにしても、この菓子うまいな。」
バルコニーでアリスはランスと一緒にお茶をしていた。
ランスは出された菓子をモグモグと頬張った。
アリスはそんなランスを見てふふっと微笑んだ。
「アリス様、お手紙が届いております。」
「ありがとうマグ。」
マグは手紙を渡すとその場を離れた。
アリスは特に何の会話もない2人の顔を交互に見た。
「…ん?どうした?」
「あの…マグとは、どういった関係なんですか?」
アリスは思い切って単刀直入に聞いてみた。
「俺とマグの関係?そうだなぁ、まぁ強いて言えば兄妹はみたいなもんかな?」
「兄妹…ですか。。」
ランス様が帰って来た時のマグのあの動揺っぷりはなんか変だった。
「俺とルイとシドとマグは小さい頃からよく一緒に遊んでいたからなぁ。幼馴染ってヤツかな。」
幼馴染…
季節は変わり、ようやく暖かな日差しが城にも差し込むようになってきた頃。
いよいよ明日はシドの戴冠式の日だ。
この日の為に1ヶ月間慌ただしく準備が進められて来た。
「いやーついに明日か。それにしても、この菓子うまいな。」
バルコニーでアリスはランスと一緒にお茶をしていた。
ランスは出された菓子をモグモグと頬張った。
アリスはそんなランスを見てふふっと微笑んだ。
「アリス様、お手紙が届いております。」
「ありがとうマグ。」
マグは手紙を渡すとその場を離れた。
アリスは特に何の会話もない2人の顔を交互に見た。
「…ん?どうした?」
「あの…マグとは、どういった関係なんですか?」
アリスは思い切って単刀直入に聞いてみた。
「俺とマグの関係?そうだなぁ、まぁ強いて言えば兄妹はみたいなもんかな?」
「兄妹…ですか。。」
ランス様が帰って来た時のマグのあの動揺っぷりはなんか変だった。
「俺とルイとシドとマグは小さい頃からよく一緒に遊んでいたからなぁ。幼馴染ってヤツかな。」
幼馴染…