Christmas Rose
リーンゴーン…
街中に教会の鐘が響き渡った。
シドとアリスの結婚式が盛大に執り行われた。
貴族や他国の王族およそ5000人が若い二人の結婚を見守った。
司教の前でアリスはシドの妻になる事、そしてこの国の妃になる事を静かに誓った。
昨日の夜、シドが言っていた通り今日一日、息つく暇は本当になかった。
式が終わると、大広間でパーティーが開かれた。
大庭園では花火が何発も上がり、人々は祝いの杯を交わした。
街中がお祭り騒ぎとなり、アリスがやっと部屋に戻れたのは深夜0時を過ぎていた。
ソファーにぐったりともたれかかっているとマリア夫人が入って来た。
「まぁま、アリス様。ゆっくりしている時間などありませんよ。さぁさぁ、バスルームに行ってください。」
バスルームに押しやられると、5人もの侍女達がアリスの身体を丁寧に洗った。
アリスは疲れ切っていて、自分で洗える、と抵抗する気力すらなかった。
身体中に香水を振りかけられると、寝室に案内された。
「今夜はジル様と初めて迎えられる初夜です。ここでシド様をお待ち下さい。」
ふかふかのベッドに上がると、一気に眠気が襲ってきた。
街中に教会の鐘が響き渡った。
シドとアリスの結婚式が盛大に執り行われた。
貴族や他国の王族およそ5000人が若い二人の結婚を見守った。
司教の前でアリスはシドの妻になる事、そしてこの国の妃になる事を静かに誓った。
昨日の夜、シドが言っていた通り今日一日、息つく暇は本当になかった。
式が終わると、大広間でパーティーが開かれた。
大庭園では花火が何発も上がり、人々は祝いの杯を交わした。
街中がお祭り騒ぎとなり、アリスがやっと部屋に戻れたのは深夜0時を過ぎていた。
ソファーにぐったりともたれかかっているとマリア夫人が入って来た。
「まぁま、アリス様。ゆっくりしている時間などありませんよ。さぁさぁ、バスルームに行ってください。」
バスルームに押しやられると、5人もの侍女達がアリスの身体を丁寧に洗った。
アリスは疲れ切っていて、自分で洗える、と抵抗する気力すらなかった。
身体中に香水を振りかけられると、寝室に案内された。
「今夜はジル様と初めて迎えられる初夜です。ここでシド様をお待ち下さい。」
ふかふかのベッドに上がると、一気に眠気が襲ってきた。