Christmas Rose
アリスは力を緩め、シドから視線を逸らした。
もう剣を振るい、男勝りにしていた自分はいない…
「どうした。」
「…別に。。」
シドは、ふっと微笑むとアリスの頬っぺたをつねった。
「な、なにするっ…」
「….張り倒すんじゃなかったのか?」
アリスは溜息をついた腕を振り払った。
私は、このギルティではただの女…
「….ルイ様は早くも明日出国なさるそうです。」
「…そうか、ならば見送りをしないとな。その前に…」
シドはそのままアリスの腕を引きベッドの中へ倒れこんだ。
二人の甘い夜が更けていった