Christmas Rose
翌朝、あまり眠れぬままアリスはベッドから起きがった。
いつものように着替えをしようと、クローゼットを開けるとズラリと並ぶ華やかなドレス。
いつもの動きやすい洋服は一枚もなくなっていた。
「…おはようございます。アリス様。」
「これ…」
侍女のアリーはドレスを手に取るアリスを見てバツの悪そうな顔をした。
「あの…国王様のご命令で……」
アリスは手をギュッと握りしめた。
アリーによって、髪もドレスに合うように結われ、少しだけ化粧も施した。
鏡に映る自分を見て、ゾッとしてしまった。
ヒラヒラのレースに大きなリボン。
似合わないな……
ドレスなんて、今まで着てこなかった。
ギルティに嫁ぐと決まった今、女らしく振舞えという事か。
「…アリス、剣の練習に…」
ドアを勢いよく開け部屋に入ったレオは、ドレスに身を包んだアリスを見て一瞬固まっていた。
「…ど、どうしたんだよアリス?!その格好は…」
いつものように着替えをしようと、クローゼットを開けるとズラリと並ぶ華やかなドレス。
いつもの動きやすい洋服は一枚もなくなっていた。
「…おはようございます。アリス様。」
「これ…」
侍女のアリーはドレスを手に取るアリスを見てバツの悪そうな顔をした。
「あの…国王様のご命令で……」
アリスは手をギュッと握りしめた。
アリーによって、髪もドレスに合うように結われ、少しだけ化粧も施した。
鏡に映る自分を見て、ゾッとしてしまった。
ヒラヒラのレースに大きなリボン。
似合わないな……
ドレスなんて、今まで着てこなかった。
ギルティに嫁ぐと決まった今、女らしく振舞えという事か。
「…アリス、剣の練習に…」
ドアを勢いよく開け部屋に入ったレオは、ドレスに身を包んだアリスを見て一瞬固まっていた。
「…ど、どうしたんだよアリス?!その格好は…」