年下わんこに要注意
ぐったりしている彼女を浴室まで抱えて行く。
浴槽にお湯をためている間、彼女を抱きしめながらキスをしていると、
"この人悪い人!"
"結菜ちゃんの泣き声ずっと聞こえてたよ!いっつも泣かせてるのに謝らないなんて悪人だ"
"しー!この人僕達のこと見えてるんだから静かにしないと"
うるさい奴らが騒ぎ出した。
先程まで奴らがベッドに来れないように浴室に閉じ込めていた事を忘れていた。
俺の家までついてくるし、2人の時間も邪魔してくるのは毎度のことだがもう少し静かにして欲しい。
彼女から離れて壁に持たれ掛けさせた後、奴らを容赦なく掴んで浴室から放り投げた。
"だから静かにしないとって言ったのに"
"だって、だって結菜ちゃん可哀想だったから"
戻って来る前にドアを閉める。
そう、俺はどうやら奴らに触れるようなのだ。
そしてドアを閉めると結界が張られるのか、奴らは入って来れなくなる。