way of life


「敵地に乗り込み、堂々と自分の想いを訴え、わかってもらう。それがどれだけ大変な事か」




レノンの言葉は、力強く。





「こうして、今未来が明るいと声を大にして言えるのは、梨乃さまがいるからだと」




堂々としていて。
それを受けるように、人々からは「ありがとう!」「プリンセス―!」と声があちこちから聞こえた。





「だから、梨乃さまには幸せになってもらいたい。梨乃さまは、誰よりも笑っていなければいけない人だから」

「え・・・」

「だから、ここに立つのは僕じゃない。・・・梨乃さま。ずっと黙っててごめん。僕たち、皆からのサプライズです」

「え・・・?」




梨乃に向き合いレノンが笑う。
その言葉の意味が解らず戸惑う梨乃。






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