【短】大好きな君に伝えたいっ!




南くんの隣に座る。


あぁやばい。




自分で座ったんだけど心臓がバクバク言い出してきたよ。





壊れそう……。


心拍数の急な上昇に耐えられなくなり、すぐに立ち上がる。




そして少し距離をあけた。





私の不審な行動に変なものを見るような目で見られるけど、気にしない。







「何の用?」



「南くんとお話したくて」



「は?」





読んでいた本を閉じて私を見る。



あぁダメ。

見るのは慣れてるけど見られるのはまだ無理だ。





< 16 / 69 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop