【短】大好きな君に伝えたいっ!
南くんの隣に座る。
あぁやばい。
自分で座ったんだけど心臓がバクバク言い出してきたよ。
壊れそう……。
心拍数の急な上昇に耐えられなくなり、すぐに立ち上がる。
そして少し距離をあけた。
私の不審な行動に変なものを見るような目で見られるけど、気にしない。
「何の用?」
「南くんとお話したくて」
「は?」
読んでいた本を閉じて私を見る。
あぁダメ。
見るのは慣れてるけど見られるのはまだ無理だ。