【短】大好きな君に伝えたいっ!
そんな感じで私は初恋をして、今も南くんを追いかけている。
小学生のころもずっと見続けた。
中学校はエスカレーター式の私立にお母さんは行かせたかったらしいけど、そこは女子校だから南くんを見れなくなるから全力で説得した。
そして中学3年間も見つめ続けた。
高校は超進学校のここに入るって知って、私の頭じゃ無理だったけど死に物狂いで勉強した。
恋のパワーとはすごいものだ。
「いや、あんたの執着心がすごすぎる」
「へ?」
「よくそんな一目惚れでここまで追っかけてこれたよね」
舞ちゃんの冷めた言葉に唇を尖らせる。
一目惚れでも何でも、大好きなんだから仕方ないじゃんね。
きっかけはどうあれ、今もこんなふうに好きなんだもん。