【短】大好きな君に伝えたいっ!
「正直すぎるね。
落とせるもんなら落としてみなよ」
「え……?」
間抜けな声が出る。
そのまま固まる私だけど、南くんは背を向けたまま手を軽く振った。
南くんの後ろ姿を見えなくなるまで見送った。
『落とせるもんなら落としてみなよ』
頭の中でさっきのセリフがリピートされる。
「えぇーっ!?」
理解したら思わず叫んでしまった。
あの南くんがそんなこと言うなんて……!
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