【短】大好きな君に伝えたいっ!
「何してんの?」
宮島くんの顔がすぐ目の前。
あと2センチほどで唇がつきそうな距離。
宮島くんの背後から最近よく聞く低い声。
その声が聞こえたらすぐに、体が解放される。
宮島くんをどかしてくれたらしい。
「南くん……」
「悪いけどこの子、俺のストーカー。
キミにはもっとかわいらしい普通の女の子が合ってると思うよ。
この子おかしいし」
「は?
何でお前にそんなこと言われないといけねぇの?」
宮島くんがキレてる。
けど、南くんも負けじと睨み返している。