【短】大好きな君に伝えたいっ!
「無理!
耐えられない!」
「高校生ラストなんだし、そろそろ行動に移してもいいんじゃない」
「そうだよね!
善は急げって言うし今から……」
今から話しかけに行こう。
そう決めた時にタイミング悪くチャイムが鳴った。
「まぁまだ3年生始まったばっかだし、ラストイヤーにチャンスはあるよ」
舞ちゃんにそう言われて頷く。
確かに南くんと1度でいいからしゃべってみたい。
笑顔を見たのは、南くんに恋に落ちたあの1回だけ。
クールだから全くと言っていいほど笑わない。
あの笑顔をまた見たいし。
私が笑顔にしてあげたい!