【短】大好きな君に伝えたいっ!
そんな会話をしながらも、1つでも多く公式を叩き込む。
昼休みは南くんに癒される。
授業は真面目に受けて家に返れば即勉強。
毎日この繰り返し。
「南くん、明日頑張ってください!」
そう言って南くんに紙袋を渡す。
南くんは指定校推薦で、私より入試が早い。
昨日南くんのために焼いたクッキーにシフォンケーキ、手作りのお守り。
それらを渡す。
南くんはそれを黙って受け取ってくれる。
「これ、変なもの入れてないよね?
お腹壊して受けられませんでしたとかシャレにならない」