【短】大好きな君に伝えたいっ!





そんな会話をしながらも、1つでも多く公式を叩き込む。



昼休みは南くんに癒される。




授業は真面目に受けて家に返れば即勉強。





毎日この繰り返し。







「南くん、明日頑張ってください!」




そう言って南くんに紙袋を渡す。



南くんは指定校推薦で、私より入試が早い。




昨日南くんのために焼いたクッキーにシフォンケーキ、手作りのお守り。



それらを渡す。





南くんはそれを黙って受け取ってくれる。






「これ、変なもの入れてないよね?
お腹壊して受けられませんでしたとかシャレにならない」







< 52 / 69 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop