【短】大好きな君に伝えたいっ!





言うぞ。


話しかけるぞ。




って、何を言おう!?



そう考えてる間に南くんは私の横を通り過ぎる。





もう告っちゃえ!





「南くん!」



振り返って私は初めて本人に向かって名前を呼ぶ。


南くんはゆっくり振り向き、私をじっと見る。





あ、南くんの瞳に私が映ってる……!



その幸せにとろけそうになってると、せっかく足を止めてくれた南くんが再び歩き出そうとする。




行っちゃう……!





「はじめまして、大好きです!
小学生からの初恋で、クールで頭良いのに意外にゲームもしてて漫画も読むギャップや、猫とか小動物が好きな南くんが……」



「待って」





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