年下、恋愛対象外!
あたしの元に擦り寄ったんだっけ。
『にゃぁあ……』って鳴く姿があまりにも可愛くて、撫でてたら、
一緒にいた男の子もこっちに来て。
『ミーニャが懐くなんて……めずらしいな』
声が聞こえて、見ると、その男の子と目があったんだ。
そしたら、しばらくあたしをじーっと見て、なんとも言えない表情で、目を大きく見開いて。
『俺、小学六年生の稲川 翔です!一目惚れしました、結婚してください!!』
……って。
そこで言われたんだ。