いつまでも好きでいさせてください
1.桜の下で
桜が舞い散る季節

あー今年もこの季節がやってきたなと思い桜を眺めていた

私は入学式の準備のために春休みだが学校に来ていた

もうこの桜を眺めるのも今年で最後だからなと思うとなんだか切なくなる

1人で黄昏ていると人の気配を感じたのでそちらの方を向いてみた

白衣を着た髪がボサボサのお兄さんがダンボール箱を抱えて立っていた

180cmぐらいの身長に見とれていると彼と目が合ってしまい思わず話しかけた

「あの、最近ここに引越しされたんですか?」

「えぇ、まあ…

とても桜が綺麗で感動していて、思わず見入ってしまったんです」

「確かにここの桜綺麗ですもんね」

「あなたはここの生徒なんですか?」
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