いつまでも好きでいさせてください


また明日って言われるなら彼に名前を聞いとくべきだった…

彼の桜を見つめる目は印象的でもっと話してみたいと思ったから…

今更後悔しても遅いから、昨日のことなんて忘れて今日のことに集中しなければならない

今日は入学式で祝辞を述べるのだ

入学式の祝辞は2回目だったので思ったよりも緊張していなかった

普段通りに進めることが出来た



実は1年生の担任が発表される時に彼と再会していた

しかし私は全く気づいてなかった

あんなに髪がボサボサだった彼の面影なんかなくて、ビシッと髪型もスーツもキメていたから

あの時考えれば当たり前のことだったのにね…
< 3 / 5 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop