『あいしとうよ』『ごめんね』
ある日、しんやが「ゆうちゃんと飯行ってくるー」すぐ帰ってくるからって言って電話が終わった。本当にすぐだった。20分もたたないですぐに電話がかかってきた。
ご飯を食べた後はゆうちゃんの運転で、お家に帰る。その前にちょっとコンビニ寄ってーってしんやが言った。しんやは車の中に携帯を置いてコンビニに行ってしまった。私はあれ?なんかしんやの声のトーン変わった?不機嫌だよね…不思議に思ってゆうちゃんにきいてみた。
「しんやなんか暗くない?なんかあったの?」
「ありさちゃん、あんま俺に好きって言わんでくれんかいな、しんやがガチで落ち込みようけん。」
「どうして?前に遊びで言ってるだけ!ってしんやに言ったよ?」
「それでも、やっぱ彼女が他の男に好きって言ってるの聞くのは嫌やろ」
「え?彼氏じゃないよー(仮)彼氏だよ!でもそうだよねー、控える!あと、しんやにもう一回言っとくね!じゃれてるだけって」
「え?何それ(仮)彼氏って、初めて聞いたっちゃけど……しんやに言っといて!ありさちゃん、しんやきたけん」