『あいしとうよ』『ごめんね』
告白


6月1日。

Twitterで告白の日と言うデマが流れていた。これに便乗して告白しよう。私は振られる覚悟で決心した。割合てきに70%振られる覚悟だった。だって私とラインでやり取りするようになってからしんやの家にあそびにこなくなっちゃったから。

私は学校の帰り道にゆうちゃんに電話をした。

「今日さー、告白の日なんだよー、なんか私に告白するような事ないー?」


電話開口1番での告白はまずいと思ったけど話題はぶれないように、そう思って言った言葉。

お互い過去にこんな事あったって告白しあった。家に着くまでの10分過去の話を続けた。家について、一呼吸おいて、勇気を振り絞った。


「ゆうちゃん、すき…」
「分かっとーよ」
「違うの!!ゆうちゃんが好きなの!付き合うとかそっち系で!しんやより好きなの!」
「……そんなん言われても困る。」

困るのくらい知っていた。でも私は白黒ハッキリさせたかった。ここまで言っちゃって今まで通りとか無理だから。

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