『あいしとうよ』『ごめんね』
私はゆうちゃんと付き合えるなら付き合いたかったけどさすがに同時進行はまずいと思った。
私は今までの人生の中で一番最低な選択をする。
自分の感情を最優先にしてしんやとの関係を終わらせた。しんやはもしかしたら前から私達の事を知っていたのかも知れない。惹かれているって。
わかった。勉強頑張れ。
しんやは振られても私のことを心配してくれた。終わってからはじめて気づくしんやの愛情の深さ。私は申し訳なさがいっぱいになり泣いた。でも自分の選んだ道だから。後悔しないようにしよう。そう思った。
しんやと別れてきたよーってラインを送ると知っとる。しんやからラインきた。彼女に振られたって。
「しんやには申し訳ないけど、俺、ありさのこと好きやけん、つきあって下さい」
「よろしくお願いします」
いつから好きだったの?って聞いたら最近って、暫く会話したら急に声のトーンが下がった。もう眠いのかな?と思っておやすみっていったら「もう少し話そ」寝言なのか分かんないけどこの日のゆうちゃんの最後の言葉は「ありさはおれのやけんな」って残して眠りについた。
この日のゆうちゃんは酔ってたから次の日になったら別れようって言われてるかもって怖かった。けど1日でも付き合えたら幸せだよね。そう思って私は眠りについた。