『あいしとうよ』『ごめんね』
この日は雨だったからインドアで行動をしてた。
この日はあんまりはしゃがなかったからなのか、眠気がこなかった。
ゆういちは夜になると盛るし、寝るのが遅くなった。
次の日朝起きるのがしんどかった。ゆっくり休みたかったけどシャワー浴びなきゃ、化粧しなきゃで頑張って動いた。
ねむかった。水族館に連れてきてくれたから嬉しかったけど、女の見るペースに合わせてもらえばゆういち眠くなるよな、ってかだるいかな?って考えちゃってぱぱっとみて終わった。まだ見てたかったなーって名残惜しさが残った。
私はこれ以上は休めない。って思ったから明日帰ろう。そう決心した。
「何したい?」
ゆういちは常に私の顔色伺いながら毎回聞いてきていたセリフ。自分の意見が常に尊重されるっていいなーって思った。合わせてくれようとしてる人がいたのが初めてだったから。
ボーリングに行くことになった。最初は久々だったから適当に投げて終わった。2G目はゆういちのスコアも見ながら投げた。ゆういち勝たせなきゃ男としてのプライドが傷つくかな?って思って。3G目もそうしようと思った。そのなのに
「え?ありさって本当に上手いと?」
ニヤニヤしながら言ってきたのが腹が立ったから少し真面目に投げた。ゆういちは100にも満たなかった。私はかなり良かったしか覚えてない。
負けたのが悔しかったのかビリヤードに連れていかれた。私は初めてやるから意味がさっぱり分からなかった。ただ、今回の初めまして旅行の中で1番イケメンにみえた瞬間だった。横顔かっこいいかもって、少しみとれたもんね。
詳しくはゆういちに言わなかったけど。
私は最終便で福岡を発った。帰りたくないってゆういちの前で泣いた。だって戻れば栃木の試験バックレたので怒られるって思ってたから。その日のうちに埼玉まで下って次の日青森に帰って急いで準備して学校にいった。
先生には熱あるから休むって嘘ついてたから怒られないでむしろ心配されて申し訳なかった。