『あいしとうよ』『ごめんね』
マヤさんって本名なの?質問を投げかけると
「んやー、しんやだよー真也って書くからマヤなんだー」
そこから私は「マヤさん」じゃなくて「しんや」って呼ぶようになった。
ゆうきは壊れ始めた。
連絡が前より頻繁じゃない。私に他に男ができた。そう疑いはじめた。ただ、新学年になって課題の処理が大変だっただけなのにゆうきは信じてくれなかった。
「ありさの事殺しちゃえばずっと側に入れるのかな、」
私はその言葉が怖かった。猟奇的過ぎて。今忙しいから来年になったら連絡取り直すから待ってて!!
と残し私はその言葉の一週間後ゆうきの事をブロックした。
しんやと連絡を取り続けた。私は夜1人で家にいるのが嫌で暇つぶしにしんやと話していた。
しんやはネット恋愛が初恋で忘れられない人がいる。そう言っていたけど、落とせるかも。安易な考えで口説いた。
「しんやー、こんな事言ったら驚く?好き………嘘だよー(笑)」
「しんやがさ、もし、初恋の人の事追いかけてなかったら、 だけどね、付き合いたかった………なんてね」
一週間もしないうちにしんやから
「初恋の人にもう一回振られてきた、ずっとその子の事好きでいるって思ってたけど、今はもうありさの事しか考えられない、俺で良かったら付き合って下さい」
誘導的だったけどしんやから告白されて私達は付き合うことになった。