高校デビュー


それから時間になり、

すごーくいいところだけど

私は教室へ戻った。


もう続きが気になって仕方ないのに!


「莉々愛おっはー。」


「おはよ。」


教室につくと私の席に蒼太くんが座って

美咲と藤原くんと話していた。


「莉々愛今日遅かったね?」


美咲が私に聞いてきた。


「すっごいいいところなの!今!

一ノ瀬くんに遅刻するって怒られて

仕方なく来たって感じ。」


もー、本の続きが気になって仕方ない。


「朝も雄也と一緒なの?

続きってなにが?」


藤原くんが聞いてきた。


「あ、うん。

図書館で本読んでるの。

そこに一ノ瀬くんもいるんだけど

一ノ瀬くんがいないと私時間忘れちゃうの。」



ほんと、遅刻ないのは一ノ瀬くんのおかげ。



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