高校デビュー
「でも私には望みないね。
一ノ瀬くん、私だけに冷たいし。
全く笑わないし。」
「そんなことないでしょ。
雄也、莉々愛のことはすごい気にかけてるし。
距離感わからないだけなんじゃない?」
「距離感ねぇ…。」
「ま、頑張りなよ。
雄也なら応援するし!
蒼太とか隆典なら反対したけど。」
「ふふ、それはちょっと可哀想だけど。
でもありがと。なんかすっきりした。」
「そう?よかった。
教室戻ろ。」
私たちは一緒に教室へ戻った。