高校デビュー


結局そのあとは蒼太くんと藤原くんに助けられ

なんとか楽しく昼休みを過ごせた。


「あ、そうだ。莉々愛見て~。」


美咲が一冊の本を取り出した。


「下巻!発売されたよ。買った?」


それは入学当時私たちが読んでた本。


「えー、知らなかった!

帰り買ってかえろーっと。

続きって気になってたんだよね。」



「莉々愛、図書館のも

いいところで終わってたんじゃねーの?」


一ノ瀬くんに言われてしまった。


「う、そうだった…。

まぁいいや。図書館のいいとこまで読んで

書店にいけばいいし。」



うん、楽しみ。

どっちも早く読みたくて仕方ない。




< 117 / 249 >

この作品をシェア

pagetop