高校デビュー



「あ、いらっしゃい。」


「お邪魔してます。高嶋美咲です。」


「明日お父さんとお母さん

朝から出掛けるから。

お友だちとゆっくりしなさい。

その代わりご飯もお願いね。」


「はいはい。」



美咲と作れば余裕だよね、きっと。



それから私たちはご飯を食べて

お風呂に入って部屋でゆっくりした。



「莉々愛~明日どの服着るのー?」


「んー、なにがいいかなー。」


「私選んでいい?」


「うん、いーよ。

ってか美咲がそういう話するの珍しいね?」


「まーね。

莉々愛変えたいし。

雄也とうまくいってほしいし。」



「………一ノ瀬くんとは難しいけど。」


結局私たちはそのあと本を読んで

早めに寝た。



< 139 / 249 >

この作品をシェア

pagetop