高校デビュー
「あ、いらっしゃい。」
「お邪魔してます。高嶋美咲です。」
「明日お父さんとお母さん
朝から出掛けるから。
お友だちとゆっくりしなさい。
その代わりご飯もお願いね。」
「はいはい。」
美咲と作れば余裕だよね、きっと。
それから私たちはご飯を食べて
お風呂に入って部屋でゆっくりした。
「莉々愛~明日どの服着るのー?」
「んー、なにがいいかなー。」
「私選んでいい?」
「うん、いーよ。
ってか美咲がそういう話するの珍しいね?」
「まーね。
莉々愛変えたいし。
雄也とうまくいってほしいし。」
「………一ノ瀬くんとは難しいけど。」
結局私たちはそのあと本を読んで
早めに寝た。