高校デビュー




そんなとき、私の左隣に女の子が座った。

その子は座って早々本を読み出した。


背が高く、すらっとしたスタイル。

ショートヘアで綺麗な茶髪。

派手ではなく、綺麗で頭の良さそうな

そんな子だった。



「……なに?」



私がずっと見ていたら視線に気づいたらしく

話しかけてきた。



「あ、ごめんなさい…。」


元地味子の私は謝ることしかできなかった。



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