高校デビュー
「ごめんね、うるさくて。」
片付けを終えて一ノ瀬くんの隣に座った。
「いや、いーけど。
仲良いんだな。」
「彼女いない間だけね。
彼女できると私は放置だよ。」
「ねぇ、莉々愛の部屋行こうよ。」
美咲が言った。
「うん、いーよ。
雅人くんと一ノ瀬くんもどーぞ。」
私たち4人は部屋へ向かった。
「へー、おしゃれだな。」
部屋に入るなり、雅人くんが言った。
「ハワイアンが好きなの。
適当に座って~。
ってか部屋来てもなんにもすることないよ。」
「いいじゃん、話せば。」
それから私たち4人はくだらないことを
ずーっと喋っていた。
うるさくはならないけど
話がつきなくて落ち着く。
そこに、蒼太くんと藤原くんがきた。