高校デビュー
5
それからしばらくたった
ある日の放課後ー
今日は私の方が先か。
相変わらず雄也と図書館で過ごす日々が
続いています。
私はまた新しい本を読みたくて手を伸ばすが…
届かない!なんでこんなに高いの!
…………雄也くるの待つか。
仕方なく私は一人で本棚の本を見て
読みたい本を探していた。
ガチャ
あ、きたかな?
私がドアの方に目を向けると
一人の女の子が入ってきた。
違ったか、残念。
上靴の色からして先輩かな?
まぁいいや。
私はまた本棚と向き合った。
ガチャ
あ、きたかな?
またドアの方に目を向けると
次は雄也だった。
私は雄也に近づこうとしたら…
「一ノ瀬雄也くん!」
女の先輩が雄也に話しかけて
私は足を止めた。