高校デビュー




それから私たちは卒アルを見たり

くだらない話をしたりして

23時頃布団に入り、眠りについた。












ピピピピピ…



……………ん…


朝か………。


私が目を開けると

ベッドの上では雄也がアラームを止めていた。



「あ、起こした?ごめんな。」


「んー…

ううん、平気…。」


眠いや…。


「…寝起き可愛い。」


なっ…

なにこの人!いつもと違う!!



「はは、顔真っ赤だって。」


「う、うるさいよ!」


急に変なこと言うから!


私は咄嗟に布団で顔を隠した。


「もう朝だけど。」


そう言って私の布団に入り込んできた。


「ちょっ…。」


「いいじゃん、彼氏だし。」


そういう問題じゃなくて…


「…近いです。」


「近づいてるから当たり前。」


「いつもとキャラが…」


「だから莉々愛といると調子狂う。」


そういう意味だったのか!!

なにこれ、恥ずかしいんだけど!



「お、起きます!」


「照れんなって。」


「ちょ…布団の中でくっつかないでよっ」


「いいじゃん、彼氏だし。」


なんなの、誰これ!

人が違いすぎるんだけど!


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