高校デビュー
「莉々愛。」
「は、はい。」
私が返事をすると
雄也はまた不意にキスをしてきた。
「おはよ。」
「お、おはよう。」
なんなのこの人、朝だと甘いの!?
もう心臓壊れそうなんですけど!!
そのあとはなんとか起きてリビングへ降りた。
「おはようございます。」
「あ、莉々愛ちゃんおはよう!」
おばさんは朝から元気だ。
「美優さんは…」
「まだ寝てるのよ。
雄也、起こしてきて。」
「俺かよ。」
と、すっかりいつもの雄也に戻っていた。
美優さんが起きてきてから
私たちはみんなでご飯を食べた。
「莉々愛ちゃん、これ。」
おばさんからワイシャツなどを受け取った。
「ありがとうございます。」
その後はまた雄也と部屋へ戻った。