高校デビュー



「いや、そうじゃなくて…。」



「あのさ、佐伯さん。

私たちは莉々愛の友達なの。

あなたのやってることなんてバレバレだし

莉々愛が高校デビューなんて私たちみんな知ってた。

あなたに教えてもらわなくても

莉々愛がちゃんと教えてくれたわ。

だからこんなことされたって私たちは離れない。」



「美咲…ありがと。」


私がそういうと美咲は私に微笑んだ。



「っていうか今の莉々愛は

美咲のプロデュースだしな?」



「ね。

莉々愛だとやりがいあって楽しいし。」


……………それ、喜んでいいのかな。




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