高校デビュー
「俺は莉々愛が高校デビューでも
引いたりしねーよ。別にいいんじゃねーの。
自分よく見せようとして努力したんだろ?
悪いことしたわけじゃねーしな。
……………蒼太とか美咲は知ってんの?」
「知らない。みんなには言ってない。」
どうしても、離れてくんじゃないかって
私は不安なんだ……………。
「少なくとも蒼太とか雅人は
そんなことで莉々愛を嫌ったりしねーよ。
美咲なんて、莉々愛の見た目嫌いじゃん。
わざわざ言うことでもねーけど
隠さなくてもいいんじゃね。
今は今だろ。」
「……………そうだよね。
ありがとう。」
「帰るか。もうすぐ7時になるし。」
「え、ほんと?
帰る頃には9時前だよー。」
「……………お前ほんと大変だな…。」
その後一ノ瀬くんに駅まで送ってもらい
私は帰宅した。