高校デビュー
「なー、莉々愛んち行きたい。」
「え?来ればいいじゃん。
私大抵いつでもいるよ?健斗も。」
「勝手に行っていいのかよ。」
「連絡してくれればね。
電話でもメールでも。」
「ならさぁ、私も行きたい。」
私と蒼太くんの会話に
美咲も入ってきた。
「うん、いーよ!
大歓迎です。」
「美咲が行くなら俺も~。」
と、雅人くんまで言い出した。
「雄也は?」
美咲が聞いた。
「…莉々愛がいいなら。」
「うん、いーよ。
狭いし健斗もうるさいけどね。」
「広いじゃん。」
「じゃあいつ行く?
次の土曜日登校日だし日曜日にする?」
「うちは大丈夫だと思う。」
こうして、次の日曜日に
みんながうちに来ることが決まった。