先輩、好きです。大好きです。



「ねぇ、菜々子。またあの先輩見てるの?」


「うん!」


私、西野 菜々子。
高校1年生。


そんな私には、日課がある。


それは、大好きな先輩


"小野寺 大翔先輩"を眺めること。


「ほとん、飽きないね。そんなに好きなの?」


あきれたように微笑む彼女は私の幼なじみ、
中島 遥菜。


「うん、大好き!!」


私が大翔先輩に出会ったのは高校に入学して1ヶ月した頃。


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