(完)年下男子に惚れました
しばらくペリーが追いかけてきていたが撒いて、息を吐き、速度を緩めた。


実を言うと、この前の登校日までの課題を私は一つとして終えていない。


本当なら部活を休んで勉強しなきゃなんだけど、必死で頼み込んで家でやってくるってことで済ませたけど。


まあやるはずもない。


ってことで私は最近見つかったら追いかけ回されるという目にあっていた。


見つからないように細心の注意を払って行動していたのに。


部屋の机に山積みになっている真っ白な課題を思い浮かべて、ため息をこぼす。


「せんせい本気でキレてましたよ。」


その言葉に振り向くとそこには呆れた顔の悠雅がいた。



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