(完)年下男子に惚れました
「そもそもさあ、ペリーはさ私の扱い方が酷すぎるんだもん。差別だよ。差別。」


私に追いついて隣を歩く悠雅に口を膨らませて反論する。


「嫌われるようなことしかキャプテンがしないからじゃないっすか。」


「はあ?優菜ちゃんはいつだって思いやりの精神に満ち溢れているわ。」


「それなら課題を作った教師に対する思いやりの精神でさっさと課題を終わらせてやったらどーすか。」


「ネチネチネチネチ…。お前は教師か‼︎」


「そういう馬鹿っぽいところとか嫌われる理由の一つですよね。」


蔑むような目で嫌味を言ってくる悠雅と軽く言い争う。



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